毛皮手入れ・保管法
日常の手入れ
コートの場合は、汚れやすいのは、衿、袖、裾の3カ所です。
簡単な汚れは、濡らしたタオルを絞って拭き取るのが一番です。
乾いたら細い棒で軽くたたきます。
雨に濡れたときは?
毛皮は、ガードヘアー(刺し毛)の特性で、少しの水分なら、はじいてしまうようになっています。
濡れたときには、水気をタオルで拭き取って自然乾燥させます。このとき、日光にはさらさないでください。変色の原因になります。又、ストーブにも気をつけて下さい。
毛並みにくせがついたら?
霧をふきかけて、クシで毛並みを整えます。
陰干しすれば、ほとんどのくせがなくなります。
クリーニングは?
汚れ具合によります。クリーニングを頻繁に繰り返しますと、毛を痛める原因になります。大手のクリーニング店等で取り扱っていますが、その前に、御相談下さい。
自分で出来るクリーニング(簡易)方法
(用意するもの)タオル・シャンプー・リンス・ベンジン・ガーゼ
- シャンプーで、うすい洗剤液をつくりタオルにひたし、かたく絞って毛皮を拭き取ります。
- うすいリンス液で全体を拭きます。
- 毛並みを整え乾燥させます。
- 裏地の汚れは、ガーゼにベンジンを少しかけ拭き取ります。
注意事項
梅雨時季は、カビに気をつけて下さい。
毛皮を風呂敷等で包み、通気性のある箱に入れて下さい。防虫加工してありますが、念のために防虫剤を毛皮より少し離して入れるようにして下さい。
※毛皮は、呼吸しています。ビニール袋に濡れたまま入れないで下さい。
タバコの火・ガム・カギ裂き等は
修理すればほとんどの場合、新品同様にお直し出来ます。
毛皮のことでわからないことやお困りのことがございましたら、
どうぞお気軽にご相談下さい。